ウバメガシ ブナ科の常緑高木。 10m、径60pにも達する場合もあります。 暖地の山中や海辺に多く、うっそうと大木となって繁ります。 いわゆる太古の日本の南部海岸地帯を覆っていた照葉樹林の構成樹のひとつです。 カシの類やクスノキなどで昼なお暗い森が照葉樹林ですが、今日では神社や保護地以外は見られなくなりました。 東京付近では、神奈川の平塚の高麗神社の山がそのおもかげを残しています。 日本人の祖先はこうした森のドングリを食べ林床のテンナンショウの類(マムシグサなど)の根を食って生きていたそうですから、現在、デクノボウあつかい壱れているカシの類を見直さなければなりません。 ウバメガシの実も食べられます。 花は5月、夏にはドングリ状の実になります。 長く作り込むとボンサイ樹としてなかなか味のあるもので、.実も付きます。 葉は自生でも2-6p位。 培養すると、2-3p程度になります。 素材のうちは実もつきにくいと考えられますが、枝数を増やし、短果枝を作るようこころがけます。 |