TOPへ戻る

レンゲ日記
ゴマ油の神秘。
ゴマの不老長寿説。
ゴマの原産地は、エジプト、インド説があり、いずれも数千年の栽培の歴史をもっています。
日本には中国を経由して千年位前に渡来したとされますが、当時は食用というより、「仙人の常食」というように、薬として用いられていました。
神農本草経によると「気力を益し肌肉を長じ、髄脳を填てる。
久しく服すれば身を軽くし、老衰せぬ」とあリ、ゴマの効能は、脳幹から大脳旧皮質を刺激することで、性的活動を活発にし.常用することで、身体が強壮となり、臓器に栄養を与えることで若々しい体力をつくり、顔色もよく、高圧も下げ、老衰を防ぎ、陛力を高めるといわれます。
こうした、ゴマの不老長寿説の根拠となるものとして、ゴマ油が酸化しにくい性質をもち、他の油にゴマ油を加えることで抗酸性が高まることが注目されていました。
ゴマに不老制がん物質。
一般にはこの抗酸性の原因は、ゴマの成分にあるセザモリンが加水分解されて、セザモールになることにあるとされており、そのことはよく知られています。
しかし実際には今から5年前、名古屋大学農学部の並木満天教授らの研究グループにより、ゴマ油を高速クロマトグラフィーで分析した結果セザモールは微量しか含まれておらず、その代わりに、新しい天然抗酸化剤のリグナン類緑体が多量に含まれていることがわかりました。
さらにX線解析法で化学構造も明らかにされました。
このゴマから得られた新しい天然抗酸化剤を使って、動物実験を行った過程で、新天然抗酸化剤は、ガンや老化の原因となる、活性酸素など変異原性の抑制にも応用できることがわかり、食品や医薬品への応用のための基礎実験が進められているとのことです。
いずれにしろ、数千年の歴史の中で伝えられた、ゴマの不老長寿の説に、近代的な科学の光が当てられ、その効用の一部が解明されつつあるわけです。
アルカリ性食品の代表。
栄養面でみてもゴマは、メチオニン、システインなど8種類のアミノ酸が大豆より多く含まれております。
またカルシュウムなどもずば抜けて多い、アルカリ性食品の代表です。
ゴマの種類と用途。
ゴマには自ゴマ、金ゴマ、黒ゴマがあるが、ゴマ油としては自ゴマが一般的です。
金ゴマは香りが良いが生産量も少なく価格も高い。
黒ゴマは薬用としても用いられ、香りも高く、成分も優れている。

レンゲ日記のこえ


bk_index

0908033

0908034

0908035

0908036

0908037

0908038

0908039

0908040

0908041

0908042

0908043

0908044

0908045

0908046

0908047

0908048

0908049

0908050

0908051

0908052

0908053

0908055

0908056

0908057

0908058

0908059

0908060

0908061

0908062

0908063

0908064

0908065

0908066

0908067

0908108

0908109

0908110

bk_index

0908111

0908112

0908113

0908114

0908115

0908116

0908117

0908118

0909303

0909304

0909305

0909306

0909307

0909308

0909310

0909311

0909312

0909313

0909314

0909315

0911001

0911002

0911003

0911004

0911005

0911006

0911007

0911008

0911009

0911010

0911011

0911012

0911013

0911014

0911015

0911016

0911017

bk_index

0911018

0911019

0911020

0911021

0911022

0911023

0911024

0911025

0911026

0911027

0911028

0911029

0911030

0911031

0911032

0911033

0911034

0911035

0911036

0911037

0911038

0911039

0911040

0911041

0911042

0911043

0911044

0911045

0911046

0911047

0911048

0911049

0911050

0911051

0911052

0911053

0911054

0911055

0912204

0912205

0912206

0912207

0912208

0912209

0912210

0912211

0912212

0912213

0912214

0912215

0912216

0912217

0912218

0912219

0912220

0912221

bk_index

これ秋のはな

自分の心で行動を。
うさぎのモナカは飛ぶようなスピードで旅を続けた。
気持ちはあくまでも前向きで、どこまでも高く、遠くを目指した。
決してあきらめることなく、驚きと発見に満ちた人生を満喫してやろうと思っていたのだ。
少なくとも、モナカはそのつもりだった。
モナカの脚力は並はずれていた。
力強い筋肉が生む跳躍は天下一品。
スタミナでもモナカの右に出るものはなかった。
そして見果てぬ世界を目指すという決意でも、誰にも負けてはいなかった。
跳躍にかけては、モナカに限界はなかった。
初日から、モナカは疲れを知らぬ勢いで信じがたい距離を旅した。
だが、そんなことはたいした話ではなかった。
二日目も、息も切らさずに初日の倍の距離を進んだ。
それも、たいした話ではなかった。
そして三日目には、昼までに前日と同じ距離をこなしてしまった。
まさに『ギネスブック』ものだ。
それでも、そんなことはたいしたことではなかった。
なぜならモナカは、これまで跳び越えてきた距離など意味がなくなってしまうほどの、悪夢のような事態に陥ってしまったからだ。
モナカは絶望的な状況に直面した。
いつの間にか、どこを見回しても複雑にからみあった枝が行く手をふさいでいた。
四方には、空を覆い隠すように枝を茂らせた大木がそびえていた。
こんなところに迷い込むとわかっていたら、モナカは旅になど出なかっただろう。
水が消えた池のぬかるみの中で、ただぼんやり思い悩んでいたに違いない。
現実という暗い森を抜ける近道などはない。
そうと知っていたなら、モナカは旅に出ることを考えもしなかったに違いない。
しかし、もはやあとの祭りだった。
モナカは大きく息を吸い込んだ。
もう一度、今度はもっと深く。
そして全身に力をこめて、跳んだ。
だがうまくいかなかった。
なんとかしてこの茂みを抜け出そうと、モナカは力をふりしばった。
跳び上がっては、また跳ねて、そのつどコースを修正しながら何度も脱出を試みた。
しかし、どこへどう跳んでみても無駄だった。
強い追い風も、役には立だなかった。
何をやってもだめだったのだ。
モナカは全力を尽くした。
しかしどれほど努力してみても、この茂みには歯が立だなかった。
大空に向かってそびえ立つ木々は、跳躍するたびにモナカをはね返した。
小石のように容赦なく地面に打ちつけられ、モナカの体は痛んだ。
それでも跳ひ続目りていると、今度は足の筋肉がけいれんした。
まさに踏んだり蹴ったりだった。
この日、モナカは初めての体験をした。
失敗と落胆に打ちのめされ、冷酷で無慈悲な世界の現実を味わったのだ。
モナカはどれほど落ち込んだことか。
モナカは疲れ果てて、涙に体を震わせて、あおざめてぼう然として座り込んでしまった。
これほどみじめな思いをしたことはなかった。
重い腕を上げてなんとか目尻の涙をぬぐい、モナカはため息をついた。
最後にもう一度だけ絶望的な景色に目をやると、救いを求めるかのように、銀色の月が輝く天を仰いだ。
だがそこにも救いなどなかった。
ビッグはがっくりと首を垂れた。
心はずたずただった。
打ちひしがれ、目の前は真っ暗だ。
明日という希望のない、みじめで愚かな生きものになってしまったと感じた。
否定しようのない現実だった。
モナカはすっかり落ち込んで、地面に体を横たえた。
有意義な人生を送れると思い込むとは、なんとばかげた勘違いをしたものか。
モナカは希望に燃えて旅に出た日を思い出した。
あんなに努力をして、これほど遠くまで来たというのに、あの輝くようなすばらしい夢は、色あせようとしていた。
いったい自分を何様だと思っていたのだろう?。
モナカは自分に問いかけた。
夢を実現するだけの力があるのだと、思い上がっていたのだ。
思いどおりの人生を歩む才能があると。
ほほう、そうかい。
そんなに特別な存在だと思っていたのか?。
モナカの内面の声が冷たく響いた。
 ホホウ……ホホウ……。
 モナカは残酷な声から耳をふさごうとした。
 ホホウ……ホホウ……。
 再び声がする。
 ホホウ……ホホウ……。
不思議な声はやむ様子がない。
ウサギだって忍耐力には限界がある。
モナカは気がおかしくなりそうで、ついに我慢できずに自分の心に向かって無言の叫び声をあげた。
責めるのはもういい加減にしてくれ!。
だが無駄だった。
冷酷な声は一向に小さくならない。
 ホホウ……ホホウ……。
モナカは、頭の中に反響する辛辣な声を閉め出すことができなかった。
それもそのはずだ。
モナカはそっと目を上げて、ようやく気づいた。
「ホホウ」といつまでもくり返されるいやらしい皮肉な声は、実は「ホー、ホー」と言っていた。
しかも、自分の内面の声などではなかった。
声は、冷たい夜気の闇の中から聞こえていたのだ。
どこか後ろの方の、本の上で……。
 そのとおりだった。
「ホー、ホー。
『道』を見出していない者は、『道』を歩めるはずもない」モナカは頭上をふり仰ぎ、闇を透かして声の主を見ようとした。
すると、幹のねじれた巨木の上、厚く茂る枝が屋根のように覆う漆黒の闇の中で、明るい満月のような黄色い目が二つ、まばたきをした。
もう一度よく見て、モナカはほっとした。
いくら世間知らずのモナカでも、フクロウぐらいは見分けがついた。
「木々に行く手をふさがれてましてね。
だからこんなところで落ち込んでるってわけです」。
モナカは、つい言いわけがましいことを口ばしった。
「木々はおまえを落ち込ませもすれば、私をこうして高みに登らせてくれもする。
木はあくまでもただの木−そうではないかね?」。
「それがどうしたって言うんです? とにかく、前へ進めないんですから」。
 モナカは少しいらいらして言った。
「困難のない道を行っても、どこへも到達しないものだ」モナカはわけがわからず黙っていた。
するとフクロウは朗々たる調子で続けた。
「おまえには『道』がちっとも見えていないようだな。
『道』と言っても、その辺の小道とは違う。
宇宙の息吹に満ちた、心の中に映る風景を言う。
『道』は心の内と外を貫いて常に存在していて、見出されるのを待っている。
それに気づくのも気づかないのもおまえ次第だ。
このことを知れば、大宇宙はおまえを落ち込ませることなく、心の高みへと導いてくれるはずだ。
この真実を知らずにあがいてみても、むだ骨を折るだけだ」 なかなかおもしろいと、モナカは思った。
確かにこの老フクロウは賢者のようだった。
この茂みから脱出するすべも、教えてもらえるかもしれない。
「どっちへ行けば抜け出せるか、そこからなら見えるんじゃあり ませんか?」モナカは聞いてみた。
フクロウは首を横に振った。
「進むべき方向を知るのに、こんなところに登る必要はない。
自分の内面と向き合うだけでよいのだ。
頭を満たす混乱をぬぐい去り、自分の心の声に耳を澄ますのだ。
本当の自分自身を知り、どのような自分になりたいかを見極めること。
誰だってそうしたビジョンを持つことはできるのだよ。
 「あなたのような優れた目がほしいものです。
助けてくれませんか?」モナカは言った。
「自分の行くべき道は、自分で見出さなければならない」。
フクロウは少しあきれたように言った。
だがその声には思いやりの響きがあった。
フクロウは続けた。
「おまえの心だけが、おまえを導くことができる。
他人が差し出すどんな救いの手よりも、自分自身を頼りとすべきなのだ。
極意へ至る進は、心から生まれ、精神によって鍛えられるのだ。
他人から教わるものではなく、みずから見出して選び取るものなのだよ」。
「それじゃあ、どこから始めればいいんです?」モナカは聞いた。
「今その場所から始めなさい。
まず内なる『道』に目覚めることだ。
『道』を受けいれるために、心を開くことが必要だ」。
「さて、いかに?」モナカは迷った。
「いかにじゃない、今すぐにだ!」フクロウの鋭い声が飛んだ。
そしてフクロウは枝から舞い降り、モナカの目の前の枝に止まった。
二、三度軽く羽はたいて羽を整え、くちばしで軽く仕上げをする。
「自分から踏み出さなければ、夢は決して始まらない。
今こそ真の自分を手にする時だ。
多くの者は、いつ行動を起こすべきかと タイミングを待ってばかりいる。
だがいつまでも待っていると、その待ちわびているものごとはかえって遠ざかってしまうのだ。
行動しなければ、真の自分を見出すことはできない」 もちろん、モナカにとっては初めて耳にすることばかりだった。
「お願いです。
ぼくがめざしているところへ到達するには、あなたのお導きが必要です」。
「どこをめざしているのかIつまり究極の目的地をIおまえ はわかっているのか?」モナカは咳払いをするふりをしてごまかした。
「まあ、なんとなく」。
「どこへ行きたいのかもわからないのなら、どの道を行っても同じことだ」フクロウは二、三歩進んでから、モナカを振り返った。
かなりの老人ではあるが、身のこなしは優雅で生き生きとしていた。
モナカを見つめるフクロウの目に、好奇心の灯がともった。
フクロウは言った。
「ただし、何を知らないのかを知ること、それこそが出発点だ。
それが自覚的に生きることの、第一歩なのだ」。
「自覚的に生きるですって?」。
「そう、自覚的に生きること。
つまり本来の自分と、日々の生き方が一致しているということだ。
明確な目的、素直な心構え、そして活力にあふれた知性があれば、誰でも運命を自分で切り開くことができる。
偶然に頼るのではなく、選択によって生きる、自覚的に生きるとは、そういうことだ」。
 「それなら、ぜひぼくも自覚的に生きてみたいものです!」。
 「そんなに生やさしいことではないのだ」。
「あなたは偉大なる賢者とお見受けしました。
ぜひお導きを!」。
「やめておきなさい」。
「でも、せっかくここまで来たのですから」。
「では帰路の無事をお祈りしよう」。
「どうしろというんですか?」。
「いい経験をしたとでも思えばよい。
では失礼する」。
「お願いです、どうかご指導下さい」。
「願い下げだ。
すまんが、やめとくよ」。
そう言うとフクロウは元の枝へ舞い上がってしまった。
 モナカは若かった。
若者らしいねばり強さがあった。
「ノー」と言われてそのまま引き下がることなどできなかった。
いらいらしながら、もう一度フクロウに頼んでみた。
 「だめだ」 フクロウは言った。
 モナカは懇願し、哀れみを請い、泣いて、頭を下げ、手を合わせて頼んでみた。
しかし何度お願いしてみても、フクロウは首を縦に振ってはくれなかった。
そこでモナカは息を吸い込むと、ぴょんぴょんと跳び始めた。
地団駄を踏んでいたのではない。
全身の力をこめて、フクロウが止まっている枝まで跳び上がろうとしていたのだ。
腕も足もぐったりしていたが、それでもモナカはあきらめるつもりはなかった。
跳ぶたびに、少しずつ高く、少しずつフクロウに近づいた。
いったいどこにそんな力が残っていたのか不思議なほどだった。
数時間も跳躍し続けたモナカは、確実に高く跳べるようになっていた。
方向も合ってきた。
どんどんフクロウの枝に近づいてきた。
夜中じゅう、この調子でモナカは跳び続けた。
決して投げだそ うとはせず、て心にフクロウの枝を目指した。
フクロウは、そんなモナカを気にも止めていない様子だった。
ときどき熱心に羽づくろいなどをしている。
しかし、ついにモナカはやった。
みごとな跳躍を見せたかと思うと、次の瞬間には枝の上、フクロウの隣にいたのだ!。
 「行動が高度を生んだというところだな」フクロウはつぶやいた。
 「なんておっしやいました?」。
 「まあ、こんなこともあるものだ」。
フクロウはそう言うと、霧の漂う地面にさっと舞い降りてしまった。
モナカは巨大な跳躍の後でまだ息を切らしていたが、フクロウを追って急いで跳び降りた。
「あなたのおかげで、存分に跳んだり降りたりできますよ」。
モナカは皮肉を言った。
「少なくとも、ねばりだけはあると見える」フクロウは筰えた。
フクロウの態度がわずかに変わってきたのを、モナカは感じた。
「自覚的に生きる上で必要だとおっしやるのなら、いくらでもねばってみせますよ」。
「強い意志があるか、ないか。
それによってねばり強さにも差が出るものだ」フクロウは答えた。
「では指導していただけるんですね?」。
モナカは期待をこめて聞いた。
フクロウはモナカの方を向いて、まばたきをした。
 「学ぶ準備ができていれば、師は自然と現れるというからな」。
モナカの表情がぱっと明るくなった。
よい知らせを聞き逃すようなモナカではなかった。
もう独りぼっちでないと思うと、胸が躍った。
「お礼の言葉もありません」。
「それは実に結構。
なぜなら当分の間、私はおまえからはひと言たりとも言葉を聞くつもりはない。
今おまえに必要なのは静寂だ。
おまえが自分の情熱を引き出し、真の目的を見極め、心の奥底の声を聞くために必要なものIそれは静寂なのだ」。
何世紀ものあいだ、飼育業者たちは豚をできるだけ太らせようとしてきたけれど.現代ではギリシア人が好んだように、やせた豚が目標になっている。
とりわけ第二次大戦後に「奇跡の経済的発展」を遂げた諸国では、もはや脂肪の多い肉の需要はなくなっている。
いまでは、脂肪の少ない肉に対して、より高い代価が支払われている。
医学上の見地からも、この嗜好の変更はまことによいことである。
いったい、どのくらいの期間この好みが長続きするのかは、たぷんこれからの世界情勢によるであろう。
もちろん、やせた豚の肉は景気のよい時代にだけ好まれるのである。
私たちは二蔓前の]難要の画廊で鳥の絵寛つけることはむずかしい。
あき.暴泉河期の 人類は鳥類には深いかかわりはなかったし、またかれらはたしかに家禽を飼ってはいなかった。
その理由は簡単に説明がつく。
というのは、たくさん群らがっている野生の水鳥を狩るのはわりあいにたやすいことであるが、それらから得られる肉は大型動物とくらべると少なかったからである。
酷寒の時代には質よりも量のほうを重んじたことであろう。
醐鼬画家たちと同時代の入類は、おそらく鳥の卵を賞味し、春先には鳥の巣から卵をかすめたにちがいない。
けれども、年じゅう卵を生み続けるすばらしい鳥ーニワトリは、そのころはまだ知られていなかった。
先取りの木の実。
救荒のクリをひろう。
クリ臼栗)は、ブナ科に属する藩葉高木または低木です。
大きいものだと高さ25m.直径60pになるものもあります。
材質が堅固で、しかも水湿に強いことから、古くから家屋の恭礎材、鉄道の枕木などに利用されてきました。
また樹皮はクリ色の染用としても利用されてきましたが、何といっても私たちに身近なものは、秋の味党を代表する果実です。
早生種はすでに8月中旬から採取されるものもありますが、わが国では10月下旬が一般 的です。
クリは大別すると、日本グリ、中国グリ、ヨーロッパグリ、アメリカグリがあります。
わが国では野生の小粒のものを普通「シバグリ」あるいは「ササグリ」と呼んで、このシバグリの中から実の大きなものを選んで品種改良がされてきました。
しかし、品種名が確立したのはまだ歴吏が蔵く、昭和に入ってからのことです。
わが国で最も古い栽培の歴史を持つ「丹波グリ」は、銀寄という品種の系統がその主体を占めています。
中国産のものでは、「天津甘栗」の名で知られる河北省のアマグリが有名です。
愛らしい小粒の上に甘味が強く、渋皮も離れやすく、しかも焼くと香ばしいかおりがすることから広く大衆に食されてきました。
ただ、これがすべて輸入品に依っている理由は、この品種はクリタマバチと呼ぷ害虫に非常に弱く、目本での栽培が不可能なためです。
ヨーロッパの原産地はカフカス(コーカサス)西部といわれ、紀元前のローマ時代には8品種.が存在していたといわれます。
フランス、イタリア、スペインなどで盛んに栽培されていますが、フランスのお菓子「マロングラッセ」は特に有名です。
、ローマ人はニワトリの地位を引き上げて、予言をする動物の仲間に入れた。
かれらは聖なるめんどり(プリ)を非常に愛して、デルポイ[古代ギリシア中部地方の都市]における聖なるカラスと同じ運命にはさせなかった。
このカラスは殺されて、司祭が、そのはらわたから予言をひき出したのである。
ローマのめんどりは、神託をするとき、たいそう生き生きとしていた。
吉兆をうらなうときがおとずれると、司祭は地面に円を描き、その周囲にアルファベット文字を書いて、その各文字の上に小麦を一粒ずつ置いたといわれる。
聖なるめんどりは、そこで鳥かごから放たれた。
そして、めんどりが小麦をついばむたびに、その文字は注意深く記録されて、最後に答がみちびき出された。
聖なるめんどりは、これからおこる戦闘の勝敗についての予言を常に求められたのである。
ガリア人[仏とその隣接国をふくむ古代ローマ帝国の領土の住民]は、おんどりのもつ男らしさと誇り高さをたたえて、自分たちの象徴とした。
そののち何世紀ものあいだ、おんどりは入間の想像のなかで支配力をもち続けた。
中世のある伝説によると、悪魔は地獄の燃えさかる炎を表す、おんどりの赤い尾の羽で着飾っているという。
ヨーロッパの田舎の方言では、火という言葉それ白体が「赤いおんどり」を意味するものであった。
アメリカグリの歴史は浅く、1803年にヨーロッパ種が、1896年に日本種が、1901年に中国種が導入され、現在交雑したものが栽培されています。
クリの果実は、その50%がショ糖やブドウ糖、ガラクトースといった糖質からできています。
クリの甘味はまさにこのたっぷり入った糖贋にあるわけですが、戟燥すると糖度が増し甘みが更に増加します。
この他、たんぱく質314%、ビタミンA、臥、C、鉄などのミネラルも含むので,クリは飢饉時の救荒食糧として昔から重宝がられてきました。
古来、殻と渋皮を除き乾燥させた「カチグリ」(掲栗)を勝利の縁起物として祝儀に用いてきた理由も、これでうなづけます。
クリ料理といえぱ、栗ご飯、含め煮が一般的ですが、『食品国歌』に「栗の能、腎補ふて氣をば増し、腸胃腰脚骨を強うす」と、補腎の薬効のあることが掲げられています。
漢方では、先ほどのカチグリに鎮静・鎮痛薬として使われている杜仲(トチュウ科の落葉高木)と混ぜ煎じて、飲む方法が行なわれています。
太古からの重宝。
クリを紹介したからにはコナラ(木楢)の実・ドングリにも触れておかねばならないでしよう。
ドングリは、ブナ科のコナラ、クヌギ、カシ、カシりや、トチノキ科のトチの木の実の総称です。
先のブナ科のクリは、古事記などの古書には-久利」の名で出てきますが、いつ頃から今圓の西から来た木11「栗」の字が当てられたかは不明です。
大槻文彦著『言海」によると、「クリは皮の色、湿(黒いという意の古語)なる意」と述ぺています。
ドングリも、一般にはこの「栗」にあやかって「団栗」-鈍架」の字が当てられていま手。
これから察するに、この名は人間の生活により身近な、実の大きい方から付けられたようです。


お好み TOPへ >  戻る
犬猫うさぎの抜け毛ブラシ ピロコーム   ペット用ブラシ抜け毛取りピロコーム  ピロコームの専門店向け卸し  ピロコームの詳細説明  被毛の手入れとキューティクルの写真  ピロコーム使ったひとの生の声  アフガン・ハウンド  ウエルッシュコーギーペンブローク  ダックスフンド  ボーダーコリー一家 柴 犬  ポメラニアン  ビアディー一家 チワワ  日本スピッツ  シベリアンハスキー  グレート・ピレニーズ ニューファンドランド  ゴールデン・レトリーバー  シー・ズー.ペキニーズ.チベタン・スパニエル
シェルティー  サモエド一家
輝く被毛はゴールデン・レトリーバー フラットコーテッド・レトリーバー ボーダー・コリー  我が家は王室並みキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル  美しき縫ぐるみ ネザーランドドワーフ  耳垂れうさぎのホーランドロップ  小さな狩猟家ジャック・ラッセル・テリア  ライオンヘッドラビット  犬猫好きのトイ・プードル  家族のような柴犬・ビーグル  猫好き家族のアメリカン・ショートヘアー  我輩は猫王メインクーン  パグ、フレンチ・ブルドッグ、ミニチュア・ピンシャー  メタボ近しミニチュア・ダックスフンド  ペット抜け毛取りブラシ選び  スキップ大好きチワワ  マルチーズ、ポメラニアン、ヨークシャーテリア  力を抜いたラグドール  ペット好きのパピヨン  野良猫日本猫  うさぎ  誇り高きライオン シー・ズー  踵齧りウエルッシュ・コーギー・ペンブローク  野良黒 ミニチュア・シュナウザー  日本のネコに野生猫  水着が欲しいラブラドール・レトリーバー  世界のネコ  ペピイ ピロコーム 手ぐしのブラシ IPCワンワン動物園
frt1やんぐアフガンです  frt2 犬と健康  frt3 花に囲まれて  Land1 花  Land2 花ランド  nazca1 子犬黒猫好き  only11 子犬黒猫好き  Tk1 路傍の糞  Tk2 蕎麦好きのおっちゃん   Tk3 柿つつきです   Tk4 ンコ拾い隊  Tk5 花
inserted by FC2 system