いっぽうガチョウは、あの有名な警戒鳴きを利用されて、夜警として飼われた。 かれらは異様なもの音を聞くと、とたんにガアガアと鳴きはじめるのである。 小学生はみな、カピトル丘[古代ローマの七丘の;]のガチョウの物語を知っている。 紀元前三八七年、ローマがガリア人に包囲されていたときのこと、ガチョウがユピテル[ジュビタ↓の神殿の丘の近くで飼われていた。 ケルト入の兵隊が、夜に攻撃用のはしごを使ってタルペイアの岩を登ろうとしたとき、もの音に気づいたガチョウ穿アガアさわいで甕きった蕃兵耄耄こしたので、尋つくその攻蓑耄すことができた。 これらの極い焼きにしたガチョウを食べる特権が与えられた。 幸票ことに・私たち竺リウス・ヵヱサル[・テアス・シ妾-.紀元前までさかのぼって、難翻飼育にかんする広範な報告書を手に入れている。 それは、マルクス.テレンティウス・ヴァロによる農業書である。 この本は、当時の農業についての膨大な編著で、私たちにローマ共和国の農業事情を非常にはっきりと教えてくれている。 |