樹形により差があるが、枝(ツル)は目的の長さで節(葉の出るところ)でまず切る。 その節から次々に芽が吹き直す。 その芽を小さいうちにかき取る。 これをくり返すと、そこに小さなコブができ、熱を持つという表現のようになる。 これを2〜3年くり返すと、そこから発生した芽(小さなもの)に花芽がくる。 花芽は8月中旬に、他の葉芽とは違って大きいのですぐ判る。 ボンサイではコブは嫌われているので抵抗があるかもしれないが、塊のようなコブを作るわけではない。 小さな10p程度の樹では、ツルを伸ばし、それを切りつめていたのではまず実止まりしない。 枝の目的の長さでこの節(コブ)を作る。 そこから出る芽を出るそばから取り去るとそこに花芽(翌春の4月ごろ開花)がくる。 花は花序の下が雄花。 上が雌花。 雌花の先が指で触れてネバる時が授粉の適期である。 これは観察して確かめていただきたい。 1つの花序に雄と雌の花がつく。 枝が違うとこの成熟の時間がずれることがある。 人工的な交配は必要。 ボンサイは自然より弱いと考え、必要な部分に交配して確実に結実させたい。 ポイントは次の通り。 まず雨に当てない。 光の通る屋根の下などに置く。 灌水も頭からかけず、用土にかけるようにする。 結実させたい鉢は、他のものとは別に管理するのが確実である。 |