ここでは茶とウメモドキを紹介したい。 茶は在来種の茶の樹である。 90年ごろの作で、根伏せによる方法。 茶の樹はボンサイに多くありそうで少なく、小品の味のある樹もあまり見かけない。 掘り上げた茶の樹の根の曲のある1部分の利用である。 自然に振れ、1回転したような根の部分を、足元として構想したものである。 茶は実生苗も含めて(挿し木ではよけい)立ち上がりが直線になりやすい。 根伏せの可能性が高いならば、趣味家も挑戦してみる気になるだろう。 管理は春の芽は6〜7月まで伸ばし放し。 ここで切り込み、基を針金で曲付けする。 2番芽が次に吹く秋まで再び伸ばし放しにする。 秋に行う2度目の切り込みと針金掛けによって、形を作っていくのである。 注意点は病害虫.ご柄気がよく出るので、赦布(ランネート、ベンレートなど薬品を変えながら病気、虫が耐性を作らないようにする)を充分に。 |